2021.10.01
サステナビリティ

小野薬品、イノベーション人財育成プログラム開始のお知らせ

 小野薬品工業株式会社(本社:大阪市中央区、代表取締役社長:相良 暁、以下、当社)は、社員の挑戦を加速する基盤として開設したOno Innovation Platform(OIP)において、2021年10月よりベンチャー出向プログラム「V2V(Voyage to Venture)」および社内ビジネスコンテスト「HOPE」を開始しましたので、お知らせします。

 当社は、企業価値を向上させ、持続的に成長するために「企業基盤の強化」の推進に取り組んでいます。
 「企業基盤の強化」における重要なテーマの一つが新たなイノベーション創出の源泉となる「人財」の育成であり、社員の挑戦を後押しするような企業風土づくりです。
 そこで、当社では、2021年5月に従来の人財育成施策に加え、さらに多面的かつ集中的にイノベーションを起こせる場を提供するOIPを開設しました。OIPでは、社員の自主的な活動や挑戦を積極的に支援するプログラムであるベンチャー企業出向プログラム「V2V」、社内ビジネスコンテスト「HOPE」に加え、ビジネスの基礎知識の習得研修などを行うことで、研究開発部門だけでなく、社内全部門でイノベーション人財が育つ組織作りを推進していきます。

ベンチャー出向プログラム「V2V(Voyage to Venture)」

 V2Vは、当社社員が1年間、ベンチャー企業に出向するプログラムです。ベンチャー企業の一員として働くことで、当社社内ではできない経験を積み、イノベーション人財としての成長を促すことが狙いです。出向先で事業開発に貢献するとともに、帰任後は得られた経験を社内に還元することで、当社の組織力の強化につなげます。今回のプログラムでは、2021年10月1日より1年間、5名の当社社員がベンチャー企業に出向します。

社内ビジネスコンテスト「HOPE 」

 HOPEは、当社社員がビジネスプランを提案するビジネスコンテストです。社員が学習・経験したことを実践に結びつける自主的な挑戦の場として位置づけ、イノベーションの創出と人財の育成を積極的に支援します。今回のプログラムでは、社員自身が自らのアイディアを起点とし、当社の事業領域にとらわれることなく幅広い顧客課題に向き合い、新たな解決策を提案します。2022年6月に最終選考会を実施し、採択されたビジネスプランは事業化を目指した検討を継続します。

Ono Innovation Platform(OIP)について

 OIPは、社員の挑戦を加速し、イノベーション力を育むプログラムです。今後、当社が飛躍的な成長を遂げるためには、イノベーションを追求する意思や資質を持った人財をより多く育成する必要があります。そこで、2021年5月に社員が自らの可能性を拡げてイノベーターへと成長し、ワクワクしながら自主的に挑戦できる環境づくりを目指し、OIPを開設しました。
 OIPは「学習」、「経験」および「挑戦」の3つの場で構成されており、社員が自らの可能性を拡げ、成長することを積極的に支援する取り組みです。

  • 「学習」の場
    2021年6月より、研修・ワークショップ“Innovation Cafe”を実施しています。最新のビジネストレンドを学ぶセミナーや、デザイン思考に基づいた課題の解決手法のケーススタディなどを実施しています。
  • 「経験」の場
    2021年10月より、ベンチャー出向プログラム“V2V”を開始します。大企業とは異なる、ベンチャー企業ならではの経験を積むことが狙いです。
  • 「挑戦」の場
    2021年10月より、社内ビジネスコンテスト“HOPE”を開催します。社員自らの想いを起点としたアイディアを、社内外の支援を通じてブラッシュアップし、事業提案するプログラムです。