研究開発理念と創薬方針

研究開発理念

真に患者さんのためになる医薬品を開発して社会に貢献する

当社は、「真に患者さんのためになる医薬品を開発して社会に貢献する」ことを研究開発理念とし、これまでに克服されていない病気や、いまだ患者さんの治療満足度が低く、医療ニーズの高い疾患領域に挑戦し、独創的かつ画期的な医薬品の創製に向けて努力を積み重ねています。

創薬方針

当社は、医療ニーズの高いがん、免疫、神経およびスペシャリティ領域を重点領域に定め、それぞれの領域でヒト疾患バイオロジーを掘り下げ、医療ニーズを満たし得る新薬の創製を目指して、創薬力の強化に努めています。特に、当社が得意とするオープンイノベーションを積極的に推進することにより、独創的な創薬シーズを見出し、インフォマティクスやヒト疾患モデル作製、新薬候補化合物作製など、社内外のさまざまな最新テクノロジーを利用して医療インパクトのある画期的新薬の創製を目指します。さらに、デジタル技術を活用することで創薬研究の質とスピードの向上にも取り組んでいます。
2022年6月時点で、重点領域において8つの新薬候補化合物が臨床ステージに移行しており、今後さらに創薬のスピードと成功確率を向上させるために、基礎と臨床の橋渡しを担うトランスレーショナル研究も強化しています。研究早期段階からヒトゲノム情報やヒトiPS細胞などの研究ツールとインフォマティクスを有機的に活用することで、標的分子の疾患との関連性を解析し、新薬候補化合物のヒトにおける有効性をより正確に予測・評価できるバイオマーカーを見出せるよう努めています。

創薬方針

オープンイノベーション

当社は、「オープンイノベーション」という言葉が盛んに使われるようになる以前から、大学など研究機関との提携を通じて新たな創薬シーズを見出し、そのシーズを出発点として画期的な新薬の創製につなげてきました。
現在も、探索研究提携部・事業開発部が各研究センターや開発本部などと連携して、重点領域を中心に世界トップクラスの研究者との共同研究やバイオベンチャーとの創薬提携および積極的な化合物ライセンス活動を行っています。

疾患専門性を強化

創薬研究においては、がん、免疫、神経、スペシャリティの4つを重点領域として取り組んでいます。これらの重点領域ごとに設置した、オンコロジー研究センター、イムノロジー研究センター、ニューロロジー研究センター、スペシャリティ研究センターでそれぞれの疾患ノウハウを蓄積し、治療満足度が低く医療ニーズが高い疾患の治療薬の創製に挑戦しています。

独自の創薬アプローチ 「化合物オリエント」

創薬力を支える基盤となっている独自の創薬アプローチが「化合物オリエント」です。1960年代から脂質や酵素など各種標的に対する作用を持つ化合物をライブラリーとして蓄積し、化合物の特性に応じて最適な適応疾患を見出すアプローチであり、リスクは高いもののユニークな薬理作用を有する化合物の創製につながります。