新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に対する
当社の対応について

2023年4月13日

新型コロナウイルス感染症に罹患された皆さまおよび関係者の皆さまに心よりお見舞い申し上げます。一日も早いご回復と、感染の収束をお祈りいたします。
生命関連企業である当社は、医薬品の安定供給、治療薬等の研究開発に貢献すべく以下の取り組みを実施しています。また、社員(従業員)とそのご家族の方々、当社関係者の皆さまの安全確保と健康保持、感染拡大の防止を目的に、さまざまな対策を講じております。

当社の取り組み

1.医薬品の安定供給について

国内外における、医薬品の生産・供給については、関係会社や取引先とも連携し、安定供給は維持されており、当面の当社医薬品の生産および医療機関への供給体制に問題はありません。

2.治療薬等の研究開発への貢献について

慢性膵炎および術後逆流性食道炎の治療薬として承認いただいております経口蛋白分解酵素阻害剤「カモスタットメシル酸塩」を用いた新型コロナウイルス感染症患者さんを対象とした第Ⅲ相試験を実施しましたが、有効性が確認できなかったため、開発を中止しました。なお、国内外の医療機関・研究機関からの要請に基づき臨床研究用製剤を供給しています。

3.医療従事者への情報提供活動について

感染拡大の防止を目的に、医療機関への訪問は自粛していましたが、在宅勤務の環境下でも医療従事者への情報提供、医薬品安全性情報の収集が実施できる体制へ移行しています。2020年6月以降は、Webを活用した面会やリモート講演会の企画など、新たな手段も取り入れながら情報提供活動に臨んでいます。

4.感染拡大防止に向けての取り組み

  • 医薬品の研究開発、安定供給、適正使用推進など、事業継続において出社が必要な業務に従事する社員以外は、出社率上限を設定した上で、時差出勤等により感染リスクを極力下げるよう工夫しています。
    なお、在宅勤務が可能な社員の2023年3月の出社率は39.5%でした。
  • 出社する社員の安全確保のため、検温、マスクの着用、手洗い・アルコール消毒の励行、ソーシャルディスタンスの確保など最大限の予防措置を講じています。
  • 国内出張については感染予防を徹底しながら対応しています。海外出張については感染予防の徹底に加え、帰国後必要に応じて抗原検査を実施し、陰性を確認した後に出社しています。
  • 講演会、社内・社外研修等についてはWebを優先することとし、対面が必要となる場合は、ソーシャルディスタンスを確保できるよう参加人数の調整を行うなど、感染防止対策を徹底しています。

当社は、「病気と苦痛に対する人間の闘いのために」という企業理念の実践に向けて、全社員が一丸となり、今後も医薬品の安定供給の維持に努めるとともに、新型コロナ感染症の治療と早期収束のために必要な支援を継続してまいります。

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